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法人情報公開

令和3年度事業報告

1 概要

 新型コロナウイルス感染症の蔓延は、ワクチン接種は進んだものの新たな変異株の拡大により事業運営において、依然大きな影響を及ぼす状況となっている。通所系の事業を中心に一時的な事業休止や利用控えなどによる収支影響に加え、サ高住におけるクラスター発生など新たな困難に直面した。
 しかし、このような中でも、管内事業所では、ご利用者への介護を支えるために、その事業継続と雇用の維持に懸命に取り組み、年度末に向けては通常の状態に回復した。

(1) 経営面の対応
現況報告書、財務諸表、役員等報酬規程等、社会福祉法人として情報開示をおこなった。また、収支状況を的確に把握するために、精度の高い月次損益管理おこなった。
同業界の三法人が連携し、代表者会および運営責任者会議を開催し、サービスの質の向上や合同の研修についての検討を行った。
国内での新型コロナウイルスの感染拡大により、当法人事業においても様々な影響を受けることとなった。そのため新型コロナウイルス感染症に係る助成金の申請や、収益改善活動として費用削減チャレンジ活動を行なった。また、昨年の千歳厨房の民間委託に続き、令和3年11月からはオアシス西宮の厨房の委託化を実施し、費用削減とリスク管理に努めた。収支については、設備投資用の11,000千円の積み立てを計上したうえで、資金収支差額で1,124千円、事業活動増減差額で637千円と両方で黒字を確保できた。

(2) 地域における公益的な取組の対応
地域支援事業については、新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、一時中止や再開を繰り返す等不安定な取り組みとなったが、引き続き感染症対策と併せて、サービスの利用控えによる在宅高齢者の支援にとりくんだ。また、低所得者に対しては、引き続き利用料の減免を実施した。

(3) 組織風土改革の対応
職員の離職防止のために「クエスタントシステム」を継続実施し、職員の就労における課題の予防と改善につとめた。また、新たな働き方に対応すべく、選択的週休3日制や7.5時間勤務の検討やモニターに着手した。また、会計システムの電子化や年末調整システムの導入など事務の効率化を進めた。合わせて、産業医およびストレスチェックの見直しを行い、事務の合理化と費用削減に努めた。さらに会議・研修においてはZoomなどを使ったリモートによる効率的な開催を基本とした。   
ホームページプロジェクトチームによるホームページの更新や情報発信の向上に努め、求人情報を発信するほか、新たに中途採用事業部を設置し、採用活動を一元化し合理化を図った。

(4) 介護保険制度の対応
 年度当初より、新型コロナウイルス感染症による利用控え等の影響を受けることとなったが、感染拡大の動向により、収支も影響を受けることとなった。事業所によっては年度末に向けて利用の回復傾向が見られたが、法人全体の経営状況としては、厳しい結果となった。このような経営状況ではあったが、新たな制度に対応し「LIFE」による新たな加算などにも積極的に対応した。

(5) 職員の管理・育成
 研修体制を刷新し、eラーニングを積極的に取り入れ、基本研修など全事業所において取り組むほか、研修機会の均等を図り職員の質の向上を目指すため、研修ガイドの作成に着手した。また、多発する軽微な労災事故防止のために、労働基準監督署の指導の下、「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」に法人全体で取り組んだ。
定年退職後の再雇用制度の充実を図り、次年度以降、将来に向けての人材確保の新たな道筋を確保した。



2 計算書類

計算書類

(2438KB)

3 財産目録

財産目録

(508KB)

4 現況報告書

5 事業報告書

6 定款・役員等報酬規程

定款

(466KB)

7 役員等名簿

8 監事監査報告書

9 介護職員等特定処遇改善加算

10 一般事業主行動計画

社会福祉法人 ジェイエイ兵庫六甲福祉会
〒664-0851
兵庫県伊丹市中央4-5-6
TEL.072-771-1500
FAX.072-771-3200
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